「広告媒体としての売上・収益を期待するのか」「周辺住民への広報告知媒体としての情報発信力を期待するのか」。
まずは目的を定める必要があります。広告媒体としての売上に基づく収益を期待するのであれば、できるだけ具体的に目標額を設定したほうが全体の予算を定めやすくなります。ただし、設置場所によっては想定した目的の達成がかなわない可能性もあります。
その上で広告媒体としてお考えなのであれば、まず「広告媒体としてのポテンシャル」を調査する必要があります。屋外広告の媒体価値は設置地域・位置に大きく依存します。周辺地域に既に大型ビジョンが設置されているのであればその販売価格が参考になります。なければ駅の乗降客数を参考に大型ビジョンが設置されている同等地域を探し、その販売価格を参考にするのもよいでしょう。その上で表示機の大きさ、地域の人の往来数、設置位置の高さなどを加味し販売可能な額を探り、さらに実際の売上額を推定します。
広告媒体として運営するにあたっては編成の柔軟さが求められます。放映素材の更新頻度は事業者によって任意で決定されるべきものですが、実際には広告主の施策によって不規則な編成の更新が求められます。詳しくは次項で述べます。(運用・管理)
大型ビジョン(パブリックビューアー)広告媒体価値を決める3要素(ハードウェアに起因する)