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立案から設置まで

大型ビジョン(パブリックビューアー)とは

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この章のポイント

大型ビジョン(パブリックビューアー)のしくみとは?

大型ビジョン(パブリックビューアー)は、一般的にはどのようなサイズのものであれLEDが埋め込まれた小型のパネルを組み合わせて構成されます。そのため映像表示面の造形の自由度は大きく、標準的な映像フォーマットである16:9の画角はもちろんのこと、帯状であったり円形であったり設置場所の環境やデザインに合わせて構成することも可能です。
液晶ディスプレイを組み合わせて大型のディスプレイを構成することも可能ですが、屋外における大型のディスプレイの場合は今のところLEDを用いたものが主流です。
現在国内で流通している多くのLED映像表示装置は中国製であり、従来の国産LED映像表示装置と比較してかなり安価となっています。また薄く軽くなったことでこれまで設置を検討するなど論外だったところであっても設置が出来るケースも増えました。LED映像表示装置は大型ビジョンとしてだけでなく、様々な用途の開発が今まさに行われています。

大型ビジョンの強みと弱み

  • 液晶パネルと比較した場合のメリット
  • 発光輝度が高い
  • 天候変化の影響を受けにくいため屋外での使用に適している
  • 表示面の形状の自由度が高い
  • 目的に合わせた解像度が得られる
  • メンテナンスが容易
屋外大型ビジョンはその大きさによる存在感のため地域のランドマークと化します。そのため地域における認知度合いは抜群ですがどうしても一方的な情報発信となるため、おもにマス広告的な活用になります。
大型ビジョンの場合、動画はもちろんですが静止画やテキストも自在に表示することができるため、張替え作業・費用が不要な電子看板としての活用も可能です。ただし、通常の看板とは異なりオペレーションスタッフ人件費など、運用するための費用が発生します。

画質の決め手とは?

画質の決め手は総画素数

画質は画面を構成する総ドット(画素)数で決まります。LEDタイプの場合は屋外用の場合最小4mmピッチ(2017年現在)から30mm以上までさまざまな仕様が存在します。同じ面積であれば、よりこまかなピッチで構成することでより鮮明な映像を得ることが出来ますが同時に高額になります。高精細であることに越したことはありませんが、設置位置や目的、放映内容、そして予算に合わせて最適なピッチを選ぶことをお勧めします。
画質はピッチではなく、総画素数が決め手
ピッチが小さいことに越したことはありませんが、表示サイズや設置場所によってはピッチの大きなものでも十分に綺麗な映像を表現できます。
画質はピッチではなく、総画素数が決め手

設置前に調べておくべきこととは?

建物の状態や地域の条例の確認はお早めに

地域の条例や建物そのものの状態の確認は出来るだけ早めに行うことをお勧めします。「地域の条例で広告が規制されていた。」「建物自体の問題や予定している設置箇所が実は条例上設置不可であった。」など、ある程度計画が進んだ段階で判明し計画が頓挫する事例もごくたまにですが聞くことがあります。貴重な時間の無駄になりますので具体的な検討を開始する以前に調べておきたいものです。
ビル壁面に設置をご検討されている場合は、ビル壁面から敷地境界線隣接地や道路との境を示す線。大型ビジョン(パブリックビューアー)の場合はほとんどの場合前面道路との境界線を示します。この境界線を越えると占有料が発生します。までどの程度の距離があるかにもご注意ください。十分な距離があれば表示機後方からメンテナンス表示面前面からモジュールを取り外しメンテナンスを行うタイプと、表示面背面よりメンテナンスを行うタイプがあります。できるタイプがお勧めですが、距離が短い場合は前方メンテナンスタイプを選ぶことも検討すべきです。なお、公道上にはみ出した場合は地域の条例に基づき自治体に対し道路使用の許可を得る必要があり、また道路占有料が徴収されます。公道上にはみ出すことをそもそも許可しない自治体もありますので要注意です。

メンテナンスはどうなるの?

メンテナンスの重要性

長く稼動させるためには定期的なメンテナンスが必要です。その他にも表示面の不具合なども突発的に発生します。メンテナンスを行うことで設置場所の環境にもよりますが10年以上問題なく稼動する場合もあります。メンテナンスは前方から行うものと後方から行うものの2タイプあります。
メンテナンスイメージ
広告媒体として運用する場合は障害からの復旧は出来るだけ迅速に行う必要があります。十分にスペースが確保できるのであれば後方メンテナンスタイプをお勧めします。前方メンテナンスタイプの場合は作業が時間や天候に左右されますし、かつ多くの場合、費用がかかる重機が必要となりますのでランニングコストが高くなる可能性があります。
前方、後方メンテナンスそれぞれのメリット、デメリット
  メリット デメリット
後方(リア) 天候の状態にかかわらずいつでもメンテナンスができる 作業スペース確保のため壁面からの張り出しが大きくなる
全体重量が重くなる
前方(フロント) 薄いのですっきりした見かけ
軽いため工事が楽
障害時やメンテナンスに重機が必要となるためコストがかかる。作業が時間、天候に左右される。